【☆7】バザリ【駆け引き×交渉】

おじさんのおじさんによるおじさんのためのゲーム!
宝石商ならではの「交渉」がゲームのキモ!
今回は、読み合いと交渉を楽しめるゲームのご紹介です。
基本的には3つの選択肢から行動を選ぶだけのシンプルなゲーム◎
はじめてのラウンド制ゲームにはもってこいです!
基本情報!
作家:ラインハルト・シュタウペ
発売元:NSV
プレイ人数:3-5人
プレイ時間:30-60分
手軽さ:★★★★★★☆☆☆☆
戦略性:★★★★★★☆☆☆☆
運要素:★★★★★★☆☆☆☆
ルール概要!
交渉術を発揮しながら、得点を集めていくゲームです!

<選択肢は3つだけ!シンプルです>
プレイヤーには3種類のカードと煌びやかな宝石が配られます。

<宝石は3つずつ!乱反射がきれい!>
4色の宝石には、価値に差があり、赤 > 黄 > 緑 > 青の順で高価となっています。
3回ある各ラウンドの終了時、全プレイヤーの中で各色最高数の宝石を所持している人は、その価値に相当する得点をゲットすることができます◎

<赤と青の差はおよそ倍! ん、おじさん(15)にも価値がある、、>
手札の説明は置いといて、ゲームを始めてみます。

<スタート!めくられるカードには差があるよう>
山札を中央に置きます。
ターンの始めに、各々カードを一枚ずつめくり、自分の方向に伸ばすように並べます。
その後、各プレイヤーは手札のカードから一枚を選択し、裏側で自分の前に置きます。全員が置いたら、一斉にオープン!

<今回はバラバラ!>
その後、それぞれオープンしたカードの効果処理となります。
ここで手札として配られた3枚のカードの効果ですが、、
それぞれのカードを簡単に説明すると↓
A おじさんを増やす
B 描かれている数字分の得点を得る
C 描かれている分の宝石を得る
となっています。

<3枚の手札とめくられるカードはこのように対応しています。>
◎Aの効果処理
Aを出したプレイヤーは、追加でカードを一枚めくることができます。
これによって、おじさんの数を他プレイヤーより増やすことができます。

<おじさんは1-4人!必ずしもリードできるわけではない>
おじさんの数は重要な要素です。
いずれかのプレイヤーがおじさんを15人以上集めると、そのターンでラウンドが終了となります。
そして、ラウンド終了時おじさんを15人以上集めているプレイヤーは、12点を獲得することができます。大きな得点源です◎
◎Bの効果処理
Bを出したプレイヤーは描かれている得点を即座に得ることができます。
コツコツ積み上げると凄まじい得点に、、!

<数字は4-7!即座にポイントとなるので、都度紙に書き記します。>
◎Cの効果処理
Cを出したプレイヤーは、描かれている分の宝石を得ることができます。
ラウンド終了時の高得点のためにたくさん集めましょう!

<宝石は2-4!在庫がないと受け取れません;;>
基本的にはこれを繰り返していくわけですが、
バッティングという落とし穴があります。
プレイ人数に関わらず3人以上で同じカードを出してしまった場合、そのカードを出したプレイヤーは、ターン中の行動ができません!
人と被りそうな選択肢はなるべく避けましょう、、!

<4人プレイ以上だと、抜け駆けが発生、、!ピンチ!>
そして、特徴的なバッティングルールがもうひとつ!
2人が同一のカードを出した時、
このゲームのキモである「交渉」に移ります!

<Cの方が宝石を受け取るのを片目に、熱い交渉が今!>
2人の間で価値の高い宝石をより多く持っているプレイヤーから交渉を始めます。
交渉とは”カードの効果を発揮する権利を宝石で売買する“ことです◎
はじめのプレイヤーは好きな数/組み合わせの宝石を提示できます。
宝石こんだけあげるから、カードの効果使わせて〜!ってなわけですね。
提示されたプレイヤーには2つ選択肢があります。↓
・提示された宝石を受け取り、カードの使用権を譲る。
・提示された宝石より、数または価値の高い組み合わせで、提示し返す。

<そんなんじゃ足りん!青3つで返すか、価値を高めて返すか、、>
カードを使用したければ、交渉を続ける必要があります。
価値を高める場合は、宝石に相当する点数を元に、上回るように返しましょう。
提示の度に宝石はすべて入れ替えることができます◎

<15人到達!このターンの効果処理でラウンド終了です>
ラウンド終了時、各色の宝石を一番多く持っているプレイヤーは、その色に相当する得点を得ることができます。所持数トップが複数人いる場合は、点数を人数で割った分がそれぞれの得点になります。例えば、赤の宝石を最大数持っているプレイヤーが2人いる場合、14 / 2 = 7点がそれぞれの得点となります◎
しかし!
それと同時に所持数トップとなった色の宝石は半分手放さなければいけません。

<切り捨て!所持数トップが複数人の場合は”3個”捨てます。>
高得点を得られる代わりに次ラウンドはひもじいです。
更にいえば交渉する際の立場が非常に弱くなってしまいます▼
不利にならないように立ち回りましょう!
2番手で迎える最終ラウンドは強いです◎

<結果は、、同着!右プレイヤーはまさに強い動き◎>
得点を一番集めたプレイヤーの勝利です!

いいだ評価・・・☆7! (☆10段階)
個人的には好きです!
ボドゲ初心者と遊ぶときにも持っていけます。
有利な時は3人バッティングを狙ったり、宝石の保持数を加味してあえて交渉を狙いにいけたりと、シンプルながら考えることが多いゲーム、という印象です。
個人的残念ポイントは、おじさんゴールで得られる点数が12点と多く、単におじさんを多く引けているプレイヤーは、それだけでかなり優位に立ててしまうなと感じるところです。運の要素があるからこそ面白いのですが、カードによっては完全な下位⇄上位互換が存在しているので、どこかから不平が聞こえることもしばしば、、笑
でも、本当に面白いですよ!
交渉は理詰めで行えますが、結局思い通りにいかないことが多々なので、初心者と経験者に差が出にくいです!少なくとも「これ苦手!」状態には陥りにくいゲームだと思います◎
バージョン違いがあるのでご注意を!(今回は安い方◎)
もう一方は、特性ボードなどコンポーネントが豪華になっておりますがその分高額です!
ゲーム感にそこまで差異はないと思われます!
お好きな方を〜!
※追記(2019/11/27)
バージョン差異、ありまぁす!
でかい版は、おじさんカードを出した時、6-(おじさんの人数)のポイントを受け取れます。これ大きいですね。
各プレイヤーのポイントをボード上で把握できるのも楽です。
でかい版のほうが、おすすめです、、!
では!
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